満州っ子 平和をうたう

アクセスカウンタ

zoom RSS 公主嶺小同窓会誌 第1章 エピソード −12−

<<   作成日時 : 2016/09/14 05:41   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

 「柳絮」(りゅうじょ)なんとやさしくなつかしいひゞきをもった言葉だろうか、杳(はる)かな記憶の中のまぼろしの空に、今も柳絮は舞う、舞う、舞う。長い酷寒の冬が過ぎ、大地が一せいに息づく春、柳絮舞う空は、大らかに、おごそかにさえ思われる春の饗宴だった。(記念誌29頁下段)

画像
  公主嶺の四季(春)
    細谷和子(旧姓吉冨・31回生)

 
 私にとって柳絮の春とのはじめての出逢いは公主嶺小学校5年生のときだった。満洲における種々の情景の中で印象深いものの一つである。軽やかに飛んでゆくわた、陽ざしを受けて、ときにきらめき、また、ときに黒ずみながらこの柳絮はどこまで吹き流されてゆくのだろうか、少女であった私はそんな思いにかられて飽くこともなく眺めていたものだった。
 その季節には、学校ではあちこちの教室で楽しく明るい歌ごえが聞こえてきた。春のうたの数々・・・・・・。

画像 
 「ねんねこやなぎのねこの子は・・・・・・」
 「柳のわたのとぶ頃は・・・・・・」
 「マーチョカポカポ走れよ子馬・・・・・・」
 「春は南からあんずの花で・・・・・・」など 
 機会があれば、もう一度彼の地に立って、柳絮舞うそらを仰いでみたい。


画像
【注】公主嶺の春 
 4月も半ばになると、木々の芽は動き、迎春花、タンポポなどの黄色い花が冬枯れの原野を彩る。郭家店パブチャン公園のアンズが開くのは5月上旬、公主嶺の敷島台には丈の低いネジアヤメの群落が薄い紫の可憐な花をつけ始める。ライラック、アカシアが香り、ニレの若葉の間に目だたない白い花がのぞく。楊柳も芽吹き、やがて柳絮が飛ぶようになると、短い春が終わり、季節はいつしか夏に移る。(記念誌19頁) なお、左は迎春花 上は中国語訳文。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
公主嶺小同窓会誌 第1章 エピソード −12− 満州っ子 平和をうたう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる