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zoom RSS 中学道徳教科書に 「漫画」多く 東京新聞

<<   作成日時 : 2018/03/30 07:39   >>

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 2019年春から「特別の教科」となる中学校の道徳も教科書で、多くの人気漫画が引用されて話題になっている。核戦争後の世界を舞台にした漫画「北斗の拳」の悪役キャラクターまで登場。道徳の教科書で何が起こっているのか。(片山夏子)

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      「北斗の拳」で愛を学ぶ? 

 27日に検定結果が公表された教科書で、多くの度肝を抜いたのが、アニメにもなった1980年代の人気漫画「北斗の拳」の悪役サウザーの引用だ。
 東京書籍の中学2年の道徳の教科書で、「愛」を考えさせる項目に、サウザーが「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!」「愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!」と言う一コマが紹介されている。
 この内容が報じられるやネットでは「北斗の拳が教科書に載るとはなあ、たまげた」「その主張の結果やったことは道徳的ではないんですが良いんですか」など驚きの声が上がった。サウザーといえば、愛にこだわったセリフが多いことで人気だが、そもそも弱者を踏みにじる冷酷な帝王だからだ。

 東京書籍によると、漫画のコマは全学生の教科書でそれぞれ五カ所ずつ引用。ほかにも「宇宙兄弟」「ガラスの仮面」「はじめの一歩」「寄生獣」などのワンシーンを使っている。
 担当編集者は「テーマに関連した漫画を導入に使っている。中学生が親しんでいる漫画はもちろん、読んだことがない漫画でも、入り口として興味関心を引き、積極的な発言につながってほしいと思った」と狙いを話す。サウザーの「名言」も、「愛」を考えるきっかけになると判断したという。

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     各社 あの手この手 

 漫画を引用した道徳教科書は同社だけではない。
 学研みらいの2年生の教科書には漫画「ブラック・ジャック」を8nにわたり掲載。患者を治療しようとする外科医ブラック・ジヤックと、安楽死させようとするドクター・キリコの対決を紹介した。担当編集者は「命の貴さを考えるテーマと漫画の内容が合致しており、副読本に長く掲載してきた」と説明する。
 日本文教出版の教科書ではインターネットの著作権を考える項目で漫画を使用。編集者は「内容的に文章よりも漫画の方が分かりやすいので、漫画にした」と説明。同社はこのほか、「君の心を打つ言葉」を考える教材として漫画「3月のライオン」や「ちはやふる」などの名場面も引用している。

 コラムニストの小田嶋隆氏は「漫画を扱うことそのものはいい」とするが、「世代によって受け止め方は違う。中学生がどう受け止めるか。世代の違う漫画を持ってきても、ピンとこないのではないか。教科書を作る側の思惑と違う受け止め方をするかもしれず危険。全巻読まないと分からないこともある」と疑問視する。
 日本のアニメや食、伝統文化などを世界に発する政府の「クールジャパン戦略」に重ねながら「よく知らない人がやると同じ失敗に陥る。今の中学生を知らずに、中途半端な知識で入れると引用が適切でなかったり、カッコ悪いことになりかねない」。

    
    識者 「もともと教科書自体に無理がある」
 
 新潟大の世取山洋介(せとりやま・ようすけ)准教授(教育行政学)は、道徳の教科書の難しさを指摘する。教科化され「国を愛する態度」など22の内容項目を盛り込まななくてはならないことを挙げ「徳目主義になると、分かりやすいもので適当に教えるしかない。22項目全て盛り込むとなると教材も使える所をつまむしかない。もともと教えるのに無理があるものを、分かりやすく教えようとするツールの一つが漫画なのだろう」と見る。
 漫画の多用以上に、今回の検定結果では、愛国心や日本礼賛へ誘導する教科書が際立っていることを憂いながら「そもそも道徳という教科自体に無理がある。やればやるほどおかしくなる」と警鐘を鳴らした

追記】この記事読み終えて想起されたのは次の言葉ー「国家の『国を愛せ』という声が大きくなったら用心することだ」−無名の一学徒兵

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