NHKドラマ 「どこにもない国」に異論

 ハルビン市方正県にある日本人公墓を通じて国境を超えた友愛精神を伝えようと活動している「方正友好交流の会」は昨年12月、会報『星火方正』(せいかほうまさ)27号を発行した。(日中友好新聞・2月15日号)
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 巻頭論文は、歴史学者の加藤聖文氏の「誰が満洲引揚を実現させたのか?」。加藤氏はこの中で、ポール丸山氏の原作『満洲 奇跡の脱出』が下敷きになっているNHKのテレビドラマ「どこにもない国」に触れ、日本人が満州から引き揚げた功績がひとり、丸山邦雄氏であるかのように喧伝されているが、事実は違うと指摘している。
 「丸山の行動は満洲引揚実現に何の影響も与えなかった(中略)丸山が意識していたか否かは定かではないが、GHQと日本政府は満洲引揚の世論形成に丸山を<利用>したといえ」と書いている。(以下略)


【追記】昨年の春、「どこにこない国」の放映に関して、私もブログで精力的に宣伝した手前、この記事に忸怩たる思いもあるが、なによりも日中友好協会の都連会長・石子 順氏がしんぶん「赤旗」の「テレビ・ラジオ欄で次のように紹介していた。「『どこにもない国』。13年で滅亡した『満洲』で残された日本人百数十万人を日本政府は見捨てた。『満洲』から脱出してその救出を国に働きかけた男たち。引き揚げ行の苦難や悲劇の一部は捉えられてきたが、これは1946年に引き揚げが実現されるまでの実話を掘り起こした」。
 この記事と推薦文の齟齬をどう解釈されるのか、真実が知りたいものだ。(永井至正)

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