”張り子の政権”の末路か 『赤旗・潮流』

まったくおそすぎた退陣、数えきれない在任中の悪政、歴史に残る罪業ー。これは1972年6月、自民党の佐藤栄作首相の退陣をうけ、本紙に掲載された各界の反応です▼当時、最長を誇った首相。しかし、政権の末路はみじめなものでした。米国のベトナム侵略に加担し軍事費を増強させながら、物価は上りつづけ生活を圧迫。公害が列島を覆い、国会では18回におよぶ強行採決で強権をふるいました▼ついに支持率は10%台まで落ち込み、総辞職の3日前には埼玉県で革新統一の候補が圧勝。沖縄につづいて全国5番目となる革新知事の誕生は積年の悪政にたいする国民の怒りの表れでありました▼その最長記録を安倍首相が抜きました。しかし7年8カ月をふりかえれば、大叔父でもある佐藤首相をこえる最悪の更新。政治の私物化、戦争させる国づくり、財界優先のくらし破壊。昨日付で本紙が特集したように、あらゆる分野で戦後のどの内閣もやってこなかった暴政の連続でした▼いま、富山のローカルテレビ局が自民党市議らの公金不正使用を迫ったドキュメンタリー映画が話題になっています。疑惑を突きつけられると最初は否定。追いつめられると謝罪や辞任をくり返す。みにくい姿とともに、政治や報道のあり方を投げかけます▼何のための政治か。国政の縮図のような映画の題名は「はりぼて」。見かけは立派ですが、中身が伴わないことの例えです。長きゆえに尊からず。見放された”張り子の政権”の末路か、(2020・8・25) 【今日の出来事】1894年北里柴三郎、ペスト菌発見 1944年パリ解放 1948年ア…

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