コロナは全世界に教訓を与えた 『赤旗・潮流』

「風蕭蕭(しょうしょう)として易水寒し」。死地に赴く刺客の心境を詠んだ故事。それを自身に重ねながら、恐怖と緊張で静まりかえった重々しい雰囲気の街へー▼今年の1月22日。中国湖北省の武漢が封鎖される1日前に作家の方方(ファンファン)さんは日本から戻ってきた娘を空港に迎えに行きました。それまで人から人への感染はない、予防も制御もできるといわれてきた新型コロナウイルス。それがまったくの偽りだったとは・・・▼マスクや食べ物がない、医療の現場は崩壊し、肉親や友人が次つぎと倒れてゆく。封鎖下の60日をつづった方方さんのブログは1千万都市の市民の血と涙、、そして怒りを代弁。官僚や政府の対応も嚴しく批判し、1億人以上が詠んだとされます▼ここは最初に感染が確認された地です。今月8日で1年がすぎ地元紙にはコロナ禍を克服した「英雄都市」の文字が踊りますが、深く刻まれた傷は今もいえないままです▼「無念の思いを抱いて亡くなった人びとを胸に刻もう。彼らのために正義を追求しなければならない。職務怠慢、不作為、無責任の連中に対して、私たちは追及の手を緩めてはいけない」。彼女のブログは『武漢日記』として世界に発信されましたが、国内では厳しい中傷や攻撃も▼「民生の多艱を哀しみ、長嘆息して以て涙を掩う」。封鎖中、この言葉を多くが発したと。いま日本でも政府の無為無策が国民を苦しめています。見えないウイルスがあぶり出したもの。方方さんはいいます。「コロナは全世界に教訓を与えた」(2020・12・11)

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