沖縄戦体験 DVDに

沖縄戦で鉄血勤皇隊の隊員として従軍していた日本共産党元衆院議員の古堅実実吉さん(91)の戦場体験の証言がDVDになりました。(しんぶん「赤旗」1月28日付)

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詩が生まれるとき ふくしまの10年 -1-

 2011年3月十一日、福島県伊達市の保原高校で入試の判定会の会議中、教員の携帯電話が一斉に鳴り始めた。国語教諭で詩人の和合亮一さん=当時(42)=は「音を消したはずなのに」と不思議に思った。携帯に触った途端、最初の衝撃が襲ってきて、ぐわんと地面が波打つ。続いて経験のない横殴りの衝撃。必死に机の下に潜るが、揺れは止まらない。「外に出ましょう」という野球部顧問の声を合図に一階窓から中庭に出た。ガラスが割れ、校舎が壊れる音、地鳴り・・・。みぞれが降ってきてあぜんとする。「次は収まってくれ」と祈るが、これでもかこれでもかと揺れは続く。授業で生徒のいる日だったらと思いぞっとした。妻の携帯に奇跡的につながり、小学校六年の息子を学校に迎えに行ってもらう。和合さんは連絡のつかない福島市の実家に向かった。道路崩壊や通行止めで大きく回り道をし、ようやく実家に着いて両親らの無事な姿を見たとき、安堵で思わず涙があふれた。震災直後から原発が危ないという話は出ていた。和合さんは手帳に、出来事や津波の死者数などをひたすら書き留めた。書くとなぜか安心した。翌日、福島第一原発1号機が水素爆発。夜、東電社員の教え子が「できるだけ遠くに逃げてください」と電話をくれた。父親は足が悪く、両親は避難しないことを選択。和合さんも福島に残ることを決意した。山形の妻の実家に、妻と息子が避難したのは十六日朝。「二度と会えないかもしれない」脳裏に不安がよぎった。  東京新聞の「東北大震災10年」(担当は片山夏子記者)特集記事 -1-

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「夜な夜な会食やクラブに通う面々」 『赤旗・潮流』

巣ごもり需要の影響で白物家電が売れています。国内の出荷額は24年ぶりの高い水準。なかでも、空調機器とともに販売を押し上げているのが調理家電です▼とくに家で外食気分が味わえるホットプレートがよく売れるそうで生活の変化がうかがえます。一方で外食産業は深刻です。昨年の売上は前年比で5%の減少。これはリーマン・ショック時の1.5%を上回る過去最大の落ち込み幅です▼漫画やドラマでおなじみの「孤独のグルメ」。仕事の合間にふらりと飲食店に立ち寄る井乃頭五郎が主人公で、地域に根づき、人びとから愛される店が毎回紹介されます。安くておいしい料理を心ゆくまで一人で楽しむ。そんな姿が人気を博しています▼「俺の食に蜜は無い。がんばれ、飲食業界。井乃頭五郎」。原作者の久住昌之さんが主人公のイラストを付けてツイートしたところ、20万をこえる「いいね」の数がつきました。店や応援する人たちからは勇気をもらったと感謝の返信が続々と▼この苦境で久住さんの周りでも好んでいた店が何軒かつぶれたといいます。”Go To”とすすめながら一転して悪者扱い。時短や休業要請で心が折れ、補償も行き届かない。泣く泣く閉じる痛ましい事態がつづいています▼そのうえ、罰則まで設けようと・・・。現場の叫びに耳を傾けようともしない政権与党の面々は夜な夜な愛食やクラブ通い。国民の苦難がみえない人たちが政治に携わっていては、大切なものが社会から失われていくだけです。(2021・1・28)  

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