詩が生まれるとき ふくしまの10年-3-

2011年3月16日の午後九時すぎから始まった和合亮一さん(53)のツイッターは、最初は自身の無事を伝えるものだったが、次第に東日本震災や原発事故への怒りに変わり、連打となっていく。それは深夜まで続いた。【以下画面へ】(片山夏子)

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詩が生まれるとき ふくしまの10年-2-

妻子が山形に避難した後、ひと気のない教職員住宅に河合亮一さん(52)は残った。福島第一の3号機が爆発後、周辺の人たちも避難していた。2011年3月16日朝、福島市の空間放射線量は毎時20マイシークロベルト。通常レベルの五百倍と報道されていた。ラジオではアナウンサーが「非難するみなさん、どうぞ落ち着いてください」と時折、涙ぐみながら呼びかけていた。「福島も日本も終わりなんだ」。無人島に一人でいるような孤独感と絶望感が襲ってきた。【以下画面に】(片山夏子)

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「原発を動かす理由どこにある」 『赤旗・潮流』

東京電力福島第1原発事故から10年になろうとしていますが、事故の原因究明は終わっていません。原子力規制委員会がまとめた調査や分析結果の中間報告書でも明らかです▼事故の経過でこれまで不明だったことがわかったといいます。たとえば原子炉建屋の水素爆発。テレビの映像を見た時は衝撃でした。今回の調査で、3号機の爆発は多段階の現象だったと分析しました▼メルトダウン(炉心溶融)した2,3号機の原子炉建屋5階付近で極めて放射線量が高い場所があることも。それが旧ソ連のチェルノブイリ原発事故より環境中に放出された放射性物質が少なかった理由の一つだとしています▼あくまで人が接近できる範囲の調査です。それでやっとわかってきたのです。報告書は「まだまだ取り組むべきことが山積している」とあります。そんな現状にありながら、菅政権は「安全最優先で」と枕ことばを並べて原子力政策を進めています▼「安全」の担保に政府は「原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の規制基準」と宣伝します。しかし、そのほころびは、大阪地裁が昨年、審査がきちんとされていないからと設置許可を取り消したことにも現れました。原発を動かす理由はますますなくなっています▼二酸化炭素を大幅削減するため自然エネルギーを推進する努力が世界の流れ。原発断絶に関わる弁護士は集会で「日本もそうなる」といい、もし原発事故が起きればすべてが台無しになる、それを避けるため原発をなくそうと。(2021・1・29)

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