ラジオ深夜便に 惚れた

毎月、最終日曜日の午前4時代に作家・五木寛之氏が自ら過ごしてきた時代と歌、そして、人生を語る特集「わが人生の歌がたり」が放送されていて大好評だと聞き、眠い目をこすりながらラジオのスイッチをONにして驚いて目が覚めた。聞き手の元NHKアナウンサー・須磨佳津江さんとの軽妙な会話が心地よく、懐かしい歌もながされ陶酔のひと時となった。(07年12月29日採録したもの)

  流れ行く川のように、時代は移り、人も変わる。

  その後に一つの歌が残り、過ぎ行く季節の記憶を奏でる


            -ラジオ深夜便イントロのナレーション 須磨佳津江ー
 
 昭和四十一年、五木寛之さんが「さらばモスクワ愚連隊」で「小説現代」の新人賞をとったころのことに話がすすみます。
 
 -その当時どんな音楽が流れていましたか?  
 
 五木 昭和四十年から四十一年にかけてですからね、まあ、新しい歌がたくさん流行っていましたけれど、私、当時赤坂でメデイアの仕事をしていたころは、赤坂界隈というのはね、東京で一番はなやかな所だった。放送局あり、しゃれた喫茶店あり、新しいファッションなどがあった。
 その中で西田佐知子さんなんかなんかがでてきて、それまでの演歌、歌謡曲とは違って、古い時代のものとは
違って、なにか新鮮な感じがしたことを覚えていますけど、エーット「赤坂のー」・・・

 -「夜は更けて」です。昭和四十年ですね。

 五木 一九六五年、私がロシアから帰ってきたころのヒット曲なんですね。聞いてみたいですね。

 -はい、おかけします。「赤坂の夜は更けて」鈴木道明作詞・作曲、歌は西田佐知子さんです。 
 いま頃どうして いるのかしら
 せつない想いに ゆれる灯影
 むなしい未練とは 知りながら
 恋しい人の名を ささやけば
 逢いたい気持ちは つのるばかり
 赤坂の夜は 更けゆく
  
   ▼五木寛之さん
画像
〔蛇足〕 ①西田佐知子さんは往年の二枚目スター・佐野周二の息子の嫁、つまり名司会者・関口宏さんの夫人、関口知宏君のお母さん。
②昨年の12月末、私(永井至正)のところに例の「ねんきん特別便」が舞い込み、空白期間を埋めるのに苦慮していたときこの「深夜便」を聞き「ハッ」と甦った。そのころ私の職場は赤坂。残業で夜遅く帰り道で、この歌を口ずさんでいたことを思い出した。空白になっていた昭和41年の職歴を記入することができ、すぐさま社会保険事務所に行ってOK。私にとってこの歌名は「赤坂の夜よ ありがとう」になる。




 

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