戦後72年 「平和の俳句」 記者の一句 ②

 戦後70年を機に一面で掲載を始めた「平和の俳句」は今月末で終了となります。一面の選考から惜しくも漏れた作品の中から事務局の選んだ句を紹介します。今回は文化部・矢島智子記者。(12月16日付)
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 黙死(もくし)した父の苦しみ忘れまじ      
           坂本君江(70) 東京都世田谷区

 20年近く前に89歳で亡くなった坂本さんの父親は、若い頃に日中戦争へ出征。当時のことはあまり語らなかったが、亡くなるしばらく前に見舞いのために帰省すると、病室の隅を見つめ「俺の殺した人たちがいっぱいいいる。ほら、そこに・・・」と漏らしたという。坂本さんは、そのときの例えようのない乳の瞳(め)が忘れられない。

 目を閉じて感じる風に鳥の声      
           小泉朋子(70) 千葉県館山市

 ありがとうみんなの思いが今ある自分      
           金森香純(14) 東京都江戸川区     

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