「学術会議」任命拒否 いつかきた道『赤旗・潮流』

97歳の元会員が声を上げました。「今回の政府による会員の任命拒否は、日本学術会議の根幹にかかわることで、絶対に認めることはできない」▼気象学者の増田善信さん。戦争中、海軍の基地で南方に出撃する操縦士らに予報を伝えるのが任務でした。戦後は気象庁に入り、70年代から学術会議の会員を務めました。すべてが軍事につながっていった戦前を知るからこそ、その反省にたった原点が脅かされていることに危機感を覚えています▼戦後守ってきた独立性。学術会議は政府の方針と相反する声明や決議を出してきたと、増田さんは証言します。「それを、のどの奥に刺さったトゲのような感じで政府をもっていたのではないか」(NHK「クローズアップ現代+」▼任命を拒否された東大の加藤陽子教授は6人が外された背景にふれて語っています。「学術学会会員に対して、政府側の意向に従順でない人々をあらかじめ切っておく事態が進行したと思う▼みずから招いた混乱にたいし、自覚も反省もない。志位委員長が菅首相をただしました。もちだす理由はことごとく矛盾し、これまでの法解釈もも内閣の一存で改ざんする。そう詰められてもまともに答弁しない見苦しい態度を▼学問の現場では萎縮や自主規制の空気が広がっています。外された学者や指導を受ける学生への中傷も。このままでは、いつか来た道へー。山際寿一・前会長はこう警鐘を鳴らします。「それは着実に全体主義国家への段階を上って行くことになる」(2020・11・5)

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